混合
大人の場合、いくつかの気質が混ざり合っています。基本気質に隣り合った気質との混合が多いようです。
対極にある正反対の気質は対立関係ですので混ざり合うのではなく、場面に合わせたり時間をおいて現れる様です。
幼児期には基本気質が顕著に表れますが、成長過程でいろいろな経験をし、持ち合わせた他の気質が目覚めます。友情や恋、失恋などもそうですし、意見の違いから親友と大激論をかわす事などもそれにあたるでしょう。はじめは戸惑いながらの対応ですが、徐々に周囲と調和するために持ち合わせた他の気質を目覚めさせます。これを繰り返しながら持ち合わせた気質に目覚めてゆき、いつしか無意識になります。幼少期の同窓会などで何年(何十年)ぶりに再会すると昔とは全くの別人になっている友人に出会う事もあります。
対立
対立する気質とは、多血質と憂鬱質(黒胆汁質)、胆汁質と粘液質の事で、正反対の対立関係にある気質です。共存する事は珍しいと言われていますが、稀に持ち合わせた方がいる様です。ナポレオンもその内の一人だそうで、闘争心が強く攻撃的な胆汁質でありながら、戦いの前線でもぐっすり熟睡した(粘液質の顕著な傾向)とか・・・