「ポジティブシンキング」という言葉は、かなり古くからあります。40年前に営業研修の場でこの言葉に出会い、30年前にはそれを指導する立場になっていました。ただ、その度に「ネガティビティもないと困るよな?」と、僅かな疑問が消えたことはありませんでした。当時はネガティビティは悪い事として位置づけされていました。
それが、1999年にアメリカの心理学会でM.セリグマン博士が提唱し「ポジティブ心理学会」が誕生し、それを機に世界中に広がると、実験心理学などの科学的分野で急速に進化しました。ポジティビティの研究に加えネガティビティも科学的に解析されつつあり、必要なネガティビティの存在が明確になっています。善玉ネガティビティを「ノン・ポジティブ」と分類する学者もいます。
今ではビッグデータを駆使し、医療やビジネス分野は勿論のこと、欧米では軍までが導入を検討するまでになっている様です。
コメントを残す