坂本龍馬がこんな事を言っています。
「正直にやることだ、誠実に。
あとは『当意即妙(とういそくみょう)』に漕げばよい。
当方に誠意があるとさえ、先方にわかれば話は早い。」
文字面を読む限り、根っからのお気楽さ加減が伝わる能天気な言葉に見えますが、命がけで交渉を繰り返している中での言葉です。歴史の節目を駆け抜けた龍馬の抱えるネガティビティは半端ではなかったはずです。その上で、こんな事が言えるのは龍馬がいかに高いポジティビティを維持していたかということです。
きっと根底には大きな夢や希望、信頼や畏敬の念があったと思います。その高いポジティビティが彼の行動力の源泉だったのかも知れません。一生懸命で楽観的な龍馬の人柄や社会への向き合い方が滲み出ている言葉の様に感じます。
※「当意即妙」とは、仏教用語の「当位即妙」から
- 当意(当位);何事もそのままで、真理や悟りにかなっている。場面にあっている。など、、
- 即妙;その場にあわせ素早く対応・適応する。気が利いている。など、
ありのままに、正直に、誠実に、一生懸命行動すれば、必ず気持ちは伝わる。という事でしょう。
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